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大阪とその周辺・中国地方の小旅行の記録です。
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昨日の日曜日、京都産業会館シルクホールで薬物乱用防止運動 京都大会を見に行ってきました。
先日仕事関係でお話した人と、たまたまのりPの話(どんなたまたまやねん)から薬物の話になった時、こういう会があるのでよかったらおいで、と言ってもらったのです。
その方は京都のライオンズクラブの方でこの大会の開催に関わっておられるようでした。幸い私はこれまで薬物とは無縁で生きてきましたし、まあ周囲はともかく自分の身にリアルに薬物が迫ってきたことは無いし、これからもまず無いだろうと思える環境なので、正直興味本位といった感覚で、とりあえず「お伺いしますウ~」と軽返事した手前、まあ暇だし行っとくか・・といった感覚で出かけたのですが。

行ったらどっかの学校の吹奏楽部が演奏していて、次は麻薬犬の実験ショーみたいなのが始まり、若干ありきたりで退屈していたのですが。最後が水谷修先生の講演でした。
水谷修という人を私はまったく知りませんでしたが、日本全国の夜の繁華街をまわって、うろついてる未成年の子達の心の闇を救おうと1人で頑張っておられる方のようです。著書もたくさんあって、ドラマ化されたりもしてるみたい。全然知らなかったけど・・・。

 

講演の内容や、先生の活動は動画を見て頂くのが一番わかりやすく、私の稚拙な言葉では何も表現できないんですが・・・。
これだけ精力的に活動されていながら、ご自身も病気であり、余命も読めないといった状態のようです。動画を見るまでは知らなかったんですが・・・講演の時はお元気に見えましたが。

薬物が正常な心をむしばむのはもちろんですが、私自身生活の中で、絶望に近いほど落ち込んだり、自分を責めたり、逃げたくなったり、消えてなくなってしまいたくなる事が何度かあります。薬物をやっていれば、最初はともかく、時間が経つにつれそのネガティブな感覚はもっと極端になり、死や自傷行為に走ることも容易に想像がつきます。
先生は常にそのような人達に対し、正面から向き合い、命の大切さを教え続け、自身の命を削りながら10年以上もそれを継続されてこられました。おそらく何度も嫌気がさすような出来事とかもあっただろうと想像できますけど、それでも相手の事を諦めず、根気よく真摯に向かい合うことで心を通わせて来られています。

私は薬物とは今のところ無縁ですし、育てる子供がいるわけでもなく、非行に走る年齢でも無いですが、自身を省みず、子供を救う事にに生活のほとんどを捧げる先生の姿は、普段、小さな事でイライラしたり、他人に当たりそうになったり、何で自分だけ不幸なんだろう、何で自分だけ?と思ってしまうつまらない自分を、少し強い気持ちにさせてくれるものでした。

ありきたりな感想しか言えないのが歯がゆいですが、もっと人に優しくなろうと思いました。

以上!

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