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大阪とその周辺・中国地方の小旅行の記録です。
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世界遺産、白川郷に行ってきました。前日はこちらのホテルに泊まりましたが、大阪からずっとえらい雨で、雨だったらカメラのレンズとかも心配だし、どうしたもんかと悩んでいたんですが、翌日は晴れとまではいかないものの、雨はすっかりやんでいた。ひゃほう。

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今回は初めて魚眼レンズを持って行きました。広角レンズはおもしろい、と聞いてたけど、これは素晴らしいかも。もっと早く買えば良かったよー!

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白川郷へのアクセスは各方面からバスなどが通ってますが、大阪からならやはり名古屋からが便利だと思います。金沢からもバスが出てるので、北陸のほうに旅行するついでとかなら、そっちからの方が早い。
名古屋からは約3時間かかります。

名鉄バスセンターを9時に出発して着くのがお昼ですから、相当遠いのですよ・・・。名鉄バスの場合、一日一往復しか無いらしく、帰りのバスは15時半で、滞在時間は3時間半。

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高速をおりてから、さらに1時間くらいかかります。途中からは道が清流に沿っていて、ダムやダム湖なんかもあって、もはやいい景色です。

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突然、このようなものが視界に入ったので、え?もう着いたの!?と思ったんですが、ここからまだ30分くらいある。観光客相手の茶店か何かと思ったけど、後から写真を見たら普通の民家のようですね。


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着いた。橋を渡った向こうが白川郷です。
橋の手前はバスや乗用車の駐車場、飲食店やお土産店などがたくさんあります。どれもちゃんと合掌造りの建物ですが、よくある観光地の建造物などの雰囲気に合わせて後から作ったようなものではなく、既存の建物を店にしてるって感じなので、かなり風景にしっくりなじんでます。

行きのバスは半分くらいガラガラだったし、たいして人もいないだろうとちょっとナメてたのですが、着いてみたら予想以上の混雑具合に驚いた。公共交通機関で手軽にアクセスできる場所ではないので、車で来る人が多いみたい。

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ひぐらしのなく頃にの雛見沢村をイメージしながら来ると、かなりがっちり観光地化されてるので拍子抜けします。

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あちこちに蓮池がありました。今回は重いので望遠持って来なかったのですが、悔やまれます。

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ひぐらしでも同じような景色がありますよ!ていうか、まさにここやん??

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雨あがりだからなのか、田圃を潤す時期だからなのか、水路には豊かに水が流れていました。そして、その水路は各家の庭に引き込まれています。

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ほとんど民宿だったり土産屋なんですが、普通の民家もぽつぽつあります。そういう家にもほとんど水路から水を取って庭の池に水を引いていました。昔は生活用水のために引き込んでいたのかもしれないけど、さすがに観光地の水路で野菜や米を洗うのはアレだろうし、どの庭も灯篭を置いたり、鑑賞用の池といった風情でした。

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稲の緑がきれいすぎる。

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住宅は、ほとんど普通の家ですが、何邸か公開されています。この旧遠山家は民俗資料館のような感じで公開されてる家なんですが、なんかテレビの撮影みたいなのをやってて入れなかった。

そのほか、長瀬邸、和田邸、神田邸、明善寺郷土館などが内覧できます(有料)。
どぶろくが名産らしく、どぶろく祭りの展示館などもあるんですが、それは興味無いのでスルーしました。

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明善寺郷土館です。名前の通り寺院ですが、資料館として一般公開されています。庫裏をはじめ裏側に本堂があって、近くに鐘楼がありますが、どれも合掌造りです。囲炉裏はどれも火が入っていて、家の中が煙の心地よいニオイで満たされてて、別に囲炉裏のある家に住んだことは無いけど、なんか郷愁感をくすぐられます。

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1階は本堂や庫裏、2階と3階は農具のようなものや養蚕の道具などが展示されています。結構階段とか急であぶないです。

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庭もきれいですねえ。

どうでもいいですが、ドラえもんでこういう光景が出てきたのを急に思い出した。のび太がパパとママの結婚記念日に、静かな環境をプレゼントしたいと言って、どっかの捨てられた山村を見つけて、きれいにして、連れて行くというような話だった。タカイ山の山奥村だったっけ。雪男みたいなのが出たとか出ないとかいうサブエピソードもあったような気がする。
確か「日本誕生」の映画でも家出する時に出てきた!と思いだし、DVDを出してみた。

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これこれ。別に合掌造りは白川郷のみというわけではないのだし、どこが舞台なのかは不明ですが。ちなみにこの直後、この村はダムに埋まるのよね。もったいない。

ドラえもんではダムに沈んでしまう一方、ひぐらしではそうさせまいと反対運動をするわけですが、特に共通点の無い2人の作者が、酷似した村を舞台に、その村がダムに沈む話を作るというのも、なかなか面白いなと思いました。


さて、このあたりで、にわかに空が曇りはじめ、雨がぽつぽつ降ってきました。すぐやみそうだったので、お土産屋を見つつ、近くにあったお店でお茶を買って五平餅を食べました。

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五平餅とお茶。餅というよりは焼きおにぎりやね・・・あまり好みではなかった。他にどぶろくアイスなるものもあるようですが、お酒はあまり好きではないので食べてません。


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雨はすぐやんで、今度は晴れ始めました。結局最後までぱらぱら降って、カンカン照ってくるという変な天気でした。


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この辺は神田家住宅です。中は見てないのですが、ここも庭がきれいでした。中では囲炉裏で沸かしたお茶をふるまってくれたりするらしい。

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家のそばには巨大獅子脅しのようなものがありました。何のためのものなのかよくわかりませんが・・・。横に納屋のようなものがあるので、中になんかからくり仕掛けがあるのかしら。説明書きも特に見当たらず、不明のままです。とにかく、水がきれい。


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この辺、一番お気に入りの景色。

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ここらってなんとなく、このシーンに似てませんか?

このあとは、上から展望すべく山のほうへ行きます。

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これは放水栓のようなものです。
村の各所にあって、消防のためのものだそうですが、秋には稼働の点検のために一斉に放水するそうです。

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「赤坂、興宮へ続く道、富竹が死んでいたのはこの先なのです。」などと想像しながら歩く。蒸し暑いわー。

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10分くらいで到着。色んなブログや観光サイトなんかでよく見た光景ですけど、実際見たらひときわ緑がくっきり美しく、その中に点在する合掌造りの住宅が映えて、絶景です。

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ひぐらしのなく頃にの一場面です。まんま白川郷ですねー。


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和田家住宅に入りました。

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1階は住居。 2階は農耕具がたくさん展示してあります。なんか1階は展示用の部屋というより、普通に住んでる家っぽい。

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最初にも言いましたが豊かに流れる水路と、青々とした田圃と、その中に映える合掌造りの住宅、どこから見ても隙のない、素晴らしい光景です。田圃や畑の景色がこんなにきれいだと思ったこと無かったなー。

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車が無ければもっといいけど・・・現代と古代の融合、これもまたジャパニーズモダンととらえればさほど違和感も無いです。

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思い切って来てよかったー。

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そろそろバスの時刻なので、橋を渡って戻ることにしました。

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この川沿いで綿流しをするのかしらねえ~

3時間半では疲れは十分得られますが、ゆっくり見るには足りないと思います。民宿がかなりたくさんあるので、宿泊して堪能するのが一番ですけど、やっぱ時間を気にしなくていい乗用車が一番かもしれないなー。

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一番悔やまれるのは、駐車場側に「野外博物館 合掌造り民家園」があったことに気付かなかった事!10棟ほどの民家を集めて集落を作り、展示してあったり、手打ちそばの店があったりするらしい。見ようかと思ったんですけど、完全に時間が足りないのでしぶしぶあきらめました。
バスを待つ間少し時間があったので、飛騨牛のメンチカツを食べました。飛騨牛かどうかはともかく、美味しかった。

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天気が心配でしたが、青空もたくさん見ることができました。

このあとはまた3時間かけて名古屋に戻り、おにぎりを買って、バスで大阪に戻りました。

白川郷は行く前に想像してた以上に素晴らしくきれいな場所でした。できたら各季節ごとに来てみたい。

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