■奈良でダムをめぐりながら魅せられた美女（十字路） 2009-03-06-Fri

ダムの魅力を語るには私のダム経験値はかなり低い。（ほとんど無い）
ただ、その造形やらスケールやらに惹かれるのみなのです。

上の写真の奈良「大滝ダム」は「学べるダムステーション」というダムの学習施設があり、ダムの概要を学べるらしい（と想像）。行ってみようとしたのですが、階段がきついという理由で止めた。
大滝ダム建設にあたっては多くの世帯が移転を迫られることになり、激しい反対運動と共に保障についてかなり長引いたそうです。そう聞いて「ひぐらしのなく頃に」を安易に想像する私であった。

次は「大迫ダム」に向かう。
ダムって貯水のためなのか、発電のためなのか、洪水対策だったりするのか？実際あまり詳しく知らないなあと思ったりする。公共事業だろうからやはり道路工事みたいに意味がないだろという批判もあったりするのだろうか？
と思いつつ説明書きによると、この大迫ダムは貯水が目的らしい。奈良は雨が少ないらしく水不足に悩まされるらしい。だから吉野川の水を引き込もうとしたのが発端だそうです。吉野川とは紀の川の奈良部分の名称であり（それに驚いた）、紀州藩の人間は「吉野に水なんかやるか」と利権をめぐる対立があったとか。
今はすっかり観光地となっているダムですが、建設時は色々あったんですね。



川をせきとめて作られた津風呂（つぶろ）湖。ここも津風呂ダムというダムがあります。
川をせき止めて・・という事はこの沿岸にもおそらくは集落があったと思われます。おそらくは貯水の必要さを理解し、涙を飲んで故郷を去ったのかもしれません。

全容をカメラに収めるのは難しい。

スケールがでかいものを見るとなんかストレス解消になる気がします。
また来よう。