■ながさ記 その１ 到着まで・平和公園 2009-05-17-Sun

長崎に行ってきました。以前、九州初上陸作戦、九州初上陸作戦Ⅱで申し上げたように、連休は長崎に行ってきました。これまで縁の無かった九州ですが、やっと行くことができました。

会社が終わって自宅に戻り、荷物を持って梅田へ。高速バスに乗る前は化粧などはしないようにしてるんですが、梅田（ロフト付近）を歩くのはいささか辛い。
しかし・・高速が1000円とかETC深夜割引とか、さらに連休前夜というと、さぞかし高速は混んでるだろう・・・でも寝てるし関係無いね！と思ってたんですが、あれほどとは思いませんでしたヨー!!!集合場所に行ったらバスが来てないらしく、30分くらい遅れてるらしい現地（小倉）に着いたら次のバスの予約あるのに、間に合わなかったらどうしよう・・という不安がよぎる。この日記で何気なく書いたことが本当になるのではないか・・・と。
さらにやっとバスに着いたと思ったら一組がどっかに行ってしまい、さらにそこから15分待たされた！こういうの本当に迷惑だから、案内員の声が届く場所から動くなよ頼むから・・・！！！
さらに、神戸付近で事故の大渋滞、おかげでトイレ休憩は時間を短縮され、さらにSAからも出られない（混んでる）という恐怖の事態に。リアルに次のバス間に合わない・・！という気がしてたんですが、しばらく経つと順調に走り出した。うとうとしてるうち、気付いたら４時半くらいで、トイレ休憩で「ここはどこや？」と見たら、まだ小谷SAであり、本気で不安になってくる。でもここからぶっ飛ばせば間に合うやろ～と、まだまだ楽観しており、さらに明るくなってきた窓の外に宮島を見て幸せな気分になり、いよいよ下関が近づいたと思ったら、まさかのここで事故渋滞です。もう絶対に間に合わない・・オワタ。

まあここまで写真も無いまま書きつづったわけですが、結局到着予定時刻を１時間半以上遅れてしまい、次の長崎行きのバスはとっくに出てしまっていたのでした。とっく時間が過ぎてても、関門橋を渡った時はかなり嬉しかった！
しかし、次のバスは結果論ですが、予約する必要なんか無かった・・・。結局新たにバスの席を取るのに電話したんですが、普通にすぐ買えました。



なにはともあれ、小倉駅。とりあえずバスの席も取れて安心したので、カメラを取り出す。
普通に都会やし九州にいる実感無いなあと思ったけど



明太子の看板を見て、「おお、九州っぽい！」と初実感した。
パンと飲み物を買って、次のバスに乗り込みます。もう何時間バス乗ってるんだろうか。



行きのバスは普通の４列シートだったんですが、次は３列！しかも一人席。一人席ってなんかテンションあがるわー。さらにテレビもある！



バスからの景色も美しい。来てよかった！と思ったものの、しかしまた渋滞。昨夜からすでに１２時間以上バスに乗っています。腰や首が痛い。
さらにウトウトしていてやけに暑いな～と思って目覚めたら、思いっきり日差しを浴びていた。バスに乗ってすぐ日焼け止めを縫っておいて良かったわ。



次は長崎駅前～のアナウンスが響き、いよいよ近いな！と思いながら外を見てたら、なんか鯉のぼりが川の上に洗濯物のようにわっさわっさと風になびいていました。しかもこんな大量に。どれが大きい真鯉がお父さんやねん。




やっと着いた・・・！
結局、予定通りなら１０時半着予定が、着いたら既に１４時近かった。４時間近いロスは痛すぎるわー。遠路はるばる来たのに。とちょっと悲しくなったんですが、気を取り直して荷物をロッカーに入れ、カメラを抱えて路面電車に乗り込みます。これはどこまで行っても１００円。

まずは平和公園方面に行きます。



いくらダッシュで回るといっても平和公園や資料館は外せないですね。広島と比べるとデザイナーズ風建築の資料館です。



中は写真ダメなんですが、浦上天主堂の惨状の再現や、焼け焦げたロザリオや神様の像など、広島と違って異国情緒あふれる長崎ならではの、これまで見たこと無い展示物がたくさんありました。熱で曲がった鉄骨や遺品、中身まで焼け焦げた弁当箱（中のご飯までちゃんと残ってる）や、洗濯物の影がそのまま焼きついた壁などもありました。



これは原爆による死者の追悼碑のある建物です。中に入ったら順路があって、警備員みたいな人が教えてくれます。外に出たら建物の上は水が満ちていて美しい。中は神秘的な空間を演出してあり、亡くなった人々の名前が刻まれた追悼碑があります。恥ずかしながら、ここはなんやろ？と思いながら入ったんですが、軽々しく来る場所では無いと思った。



爆心地付近。今は緑に満ちててきれいな公園になってます。この公園も時間の都合であまりゆっくり見ることができなかったんですが、爆心地地下の地層の断面を展示していたり、浦上天主堂の一部（本物）があります。



平和な時代に生まれたことに感謝ですね。



アイスクリンをそこかしこで売ってました。バラのような形に成型してくれるんで写真を撮ったんですが、全然映って無い。撮り直そうとしたんですが、アイスがレンズに付いてしまい、慌てていたので撮り直すこともできませんでした。

有名な平和記念像などはここから少し離れたゾーンになるんですが、もう時間が無いので平和公園はお別れです。もうちょっとゆっくり見たかったんですが・・（たぶんこればっかになると思います）。
でも簡単に来れる場所じゃないだけに、後ろ髪引かれる思いでいっぱいです。



焼け焦げた町並みの写真を見た後に現実の風景を見ると、来るときは当たり前の風景だったのに、なんかそれも特別なものに思えました。


胸がいっぱいになったところでまた電車に乗って、グラバー園のほうに向かう。
こまごま見たい場所が市内に散らばってるんですが、こうなったらオーソドックスな所のみを責めます。



電車に乗ってたら、なんか素敵っぽい白壁と川が見えて、気になったので飛び降りました。降りてから駅を見たら、出島。これが「蘇る出島」というやつか・・・！と入ってみることにします。
この続きとグラバー園はまた次回書きます。