■大阪市内・北区から気づけば港区へ 2009-03-07-Sat

【天満橋付近】




今日は仕事があったのですが、そのついでにせっかくカメラを持っていたのでうろうろと歩き回ってみました。
天神橋から大川と東横掘川の分岐点を望む。水上バスが通った後なので水面がざわざわしています。

東横掘川はここから難波まで３㌔ほどありますが、上を阪神高速が走っています。




地図を見ると高速ばかりで川が見えない。
なんだかなあ・・・とも思うけれど、まんざらこういう景色も嫌いじゃない。いや、逆にここら辺の景色はかなり好き。地図に無い川というのもなんかいいですね。川に沿って遊歩道があるんですが、この分岐地点は水が満ちている時には遊歩道部分まで水がきたりしてワクワクします。
東横掘川は大阪城の築城の際の外堀の一つだったそうです。水門があるらしく、水門めぐりが好きな人のブログなどではよく見かけます。水門というと毛馬くらいしか知らないけど、どこなんだろう？
今度見てみることにして先に進みます。

【北浜付近】

北浜までくると数々のレトロビルヂングが登場します。この北浜レトロビルは有名。
中はイギリス風な喫茶店？になっており、アフタヌーンティみたいな３段のやつ（スコーンとかサンドイッチとかのアレ）とかが食べられます。
すぐそばは大阪証券取引所や、ライオンの「難波橋」もあります。南詰に狛犬のようなライオンが鎮座しており、その向こうには中央公会堂が見えるなかなかの景色なんですが、通行人がたくさんいて何となく写真は撮れず。




大阪レトロ建築の筆頭、大阪中央公会堂。
ここは職場も近くよく来ます。私はここより隣の図書館の建物の方が好き。ここに来ると、小さい頃「はだしのゲン」の映画を見て気分が悪くなり退席したという記憶がよみがえる。



川に沿って阪神高速が走っています。高速の場所を移してこのリバーサイドを公園に、という計画図を見たことがあるけど実現されるんでしょうか？
もちろん高速が無いほうがいいとは思うんですが、なんか過去と未来が混在しているこの景色も嫌いじゃないんですけどね。


水晶橋を渡って大江ビルヂングの前を通って御堂筋に出ると、もう夕方だし足も少し疲れたなあと思い、ここからバスに乗って帰宅することに。バスの時間までドトールでコーヒーを飲んで、「大江橋」バス停からバスを待ちました。しかし、時間を過ぎてもバスが来ない。私が乗りたい「上本町六丁目」行きのバスは、大阪駅から発車なのに、こんなに遅れるなんておかしい・・。などという焦りもあり、やっと来たバスに行先も見ず飛び乗った私も悪いとは思うのだが・・・。

【天保山へ】

バスに乗り込み、歩きまわって足も疲れたので、上六の岩盤浴に寄って帰ろうか・・・などと思いながら、割と充実していた土曜日の過ごし方を回想しつつ、窓の外を見ている。バスは無常に自宅とは違う方向に曲がり始めるのであった。確かにこれまでいつも乗ってたバスと内部の色が違うなあと思ってたけど・・・昼間だからかと思ってた。まさかとは思うがバス間違えたのか？間違いを認めたくないが、認めざるをえない状況である。

「これってもしかして天保山行きちゃうの？？」・・・と。

とりあえず気付いた時にはもうとっくに北区から西区の真ん中くらいを走っておったので、まあこれはこれで大阪めぐりをした今日、こういうハプニングもいいものよ。と思いなおし、バスに乗り続けることに。
それに天保山なら港区だし、弁天町あたりにバス停もあるはず。そこから環状線に乗って帰れば良いのだから・・・と軽い気持ちで景色を楽しんでいたのですが、ふと対向車線に「弁天町駅」行きのバスが走っているのを発見し、思った以上にややこしいバスに乗ってしまった事に気付く。
それでも今更後には引けぬのである。別に帰り方がわからんわけじゃなし。



途中、これといった帰宅に都合の良い駅も無く、結局着いた。

なんで私はこんなところにいるのだろう？




サントリーミュージアムでトイレを借り、なんとなく売店を見学し、テラスから２分くらい海を眺めたのですが、気づけば急ぎ足で大阪港駅に向かっていました。おそらくすごい形相だったに違いない・・・。
そして次こそ弁天町から環状線に乗ろうと思っていたのに、気付けば乗り過ごしており、仕方なくそのまま乗り続け、遠まわりをしてすごすごと帰ったのでした。

結局あの後、上本町六丁目行きのバスは来たのだろうか？