■尾道の夜景と墓参り・展望台の景色など 2009-08-15-Sat

やっと帰ってこれた。という思いです。
しかし、だんだん訪れるサイクルが短くなっている・・・。



ここでブログをはじめてから尾道について何回日記を書いたのだろう？と思い、数えてみたら、写真だけとかも含めると８回くらいでした。思ったより少ないネ。

※今回の日記には結構でかい虫の画像を一枚含みます。嫌いな人は見ないほうがいいです。

１１日は仕事が終わり次第新幹線に飛び乗りました。１１日未明の関東地方の地震の影響で、結構遅れが出ていた。福山からは在来線で尾道駅まで行きます。見慣れた尾道水道の見えてくる光景も夜バージョンですが、さすがに写真は撮れない。心の中に刻んでおくのだと思い、ガン見してました。





電車からの景色は無理ですけど、着いたらしばらくその辺を写してみました。手すりとかに固定したつもりだけど、結構ブレてる写真が多かった。



駅の背後には尾道城が見えます。ライトアップくらいしたらいいのになーって思いますが・・・。右隣のあかりは、たぶんこの界隈では一番景色がよさそうなホテル。泊まってみたいんですけど、夜にあの坂道のぼってあそこに行くのはちょっとなあ・・・と思い、ふんぎりがつきません（注・送迎はあります。私が自力で行きたいだけ）。





去年の年末も夜に一度来たんですが、その時は向島のクレーンを赤や緑にライトアップしていてキレイだったんですけど。今回は特になにもなかった。ちょっとそれも目当てだったので残念。



因島や瀬戸田島などに行く船着き場です。
まだ夜の１０時前なんですが、なんか人通りもほとんどなく、街中すでに寝てるような雰囲気も無きにしも非ずだし、ライトアップも特に無いので、ちょっとさみしい思いをしながらホテルに向かいました。

翌朝はまず何をおいても墓参りです。尾道の某墓地で墓石に向かってブツブツ言ってる女がいたらたぶん私です・・・。田舎の古くからの墓地なので、ふつうのお寺みたいな水道やバケツなどの設備が無く、いつもローソンで２リットルのペットボトルとか買って行きます。



ご先祖とバーチャル会話をした後、尾道水道方面の写真を撮るのも毎回のことになりました。同じ画像が何枚あるやら。
しかし、昔来た時はここからもうちょっと海が見えた気がするんですが・・・。高層の建物が建ち始めて、海が消えてしまったようです。さみしいなあ。



うちのお墓は垣根に囲われた一角にあるんですが、なぜかユリがたくさん咲いています。
あと、なぜかうちの墓にはいつ来ても無数のハチがたかっている。



墓地に至るまでは道なき道をゆく。



なんと、スズメバチを発見しました。危険と知りつつこの美しい体躯、撮らぬわけにはいかん。ズームできないレンズなのでかなり命がけで近づきましたよ・・・。







さて、墓地から駅までは約１キロくらいはあるんですが、途中のこの船溜まりがお気に入り。引潮のようで、水はかなり汚かった。



後は海沿いの倉庫街を歩きながら、駅のほうに向かいました。かなり暑いです。



汗が噴き出してくるので、喫茶芙美子に飛び込み、アイスコーヒーをがぶ飲みし、ガンガンにきいてる冷房の中でキンキンに体を冷やしました。



おかげで店を出た一瞬は、外の暑さが心地よかった。





暑いので歩くだけでも結構疲れるわあ・・・と思いつつ、坂道へ。今回は正面が持光寺の門になってる階段から進むことにしました。



二階井戸というものを発見。町の発展につれ人々の生活が坂の中腹に及ぶにつれ、水の確保のため１階にある井戸を２階からくみ上げるような感じで２階建てのつるべになってるそうです。
のぞいてみたけど、井戸は見えなかった。フタをしてるみたい。





知らないルートを探りつつ歩いたんですが、結構のぼったところで行き止まりになり、泣く泣く引き返す羽目に。



ぶらぶらと千光寺公園を歩いてると、知らないおっちゃんに「ええとこじゃろ、尾道は」と声をかけてもらった。

展望台にのぼってみました。





ここの下まではよく来ますが展望台にのぼったのは３年ぶりくらいかなー。
下と展望台では眺望が全然違いました。正面の尾道水道も美しいんですけど、向島のさらにむこうに見える海とか、瀬戸内海の小さな島までよく見えて絶景です！もっと晴れてたらね～。



ここからは下りになります。千光寺は６月に一回入ったし、９月にまた来る予定だし（また来るのかよ）、今回は寄りませんでした。



ぶらぶら歩いて猫の細道に至る天寧寺の三重塔に到着した。
いつもここらを訪れる時は早朝なのでどこも開いてないけど、今回はとっくに昼を過ぎてる時間帯なので、じっくりこの界隈を堪能するつもり。



まず梟の館に入ろうかと思ったんですが、さっきお茶を２本がぶ飲みしたばかりなのであまり食指が動かず、正面にある「尾道アート館」に入ってみることにした。入館料は２００円。



何これ？？？



UFOでも呼ぶのかしらん。



福石猫がたくさんある。神社らしい。



中の黒いマリモ的なものはたぶん福石猫に藻がついてるのだと思います。

敷地内の廃屋から声がするので恐る恐る入ってみたら、誰もいない真っ暗な室内でプロジェクターだけが作動しており、なんかのドキュメンタリー番組みたいなのを流していた。



見づらい写真ですいません。なんで日本人形と古いマックが・・・これがアートか・・・。



廃屋の中はなんか古い本やらテレビやらあるんですが、なんかとりとめが無くて、凡人にはさっぱりわからなかったです。先住人の日記とかもあるらしい。



アート館を出た後さらに進むと、なんかちょっと気になるカフェか美術館？とか、何なのかと思い、気になってたとこがあるのですが、なんや「魔女の会議があるので」みたいな理由で休みだった。たぶん盆休みなんだろうと思います。



招き猫美術館に入るつもりだったんですが、その手前にある神社が気になって入ってしまい、そのまま下に降りてしまった。



別に特別なんかすごい神社ってわけでもないんですが、ごっついクスノキがありました。
木霊がいそう。





下まで降りたらそのまま海沿いを駅まで向かって歩いてたんですが、また知らないおっちゃんに声をかけられました。このあたりで発行している広報には学生カメラマンの写真が使用されているらしく、そのカメラマンかと思ったらしい。てことは私、まだ学生に見えるってことかしら！！！とかぶりつきたいのを抑えて、「大阪から来てるんですよ」とお話してたら、「ええとこじゃろ、尾道は」とまた言われました。
まさかさっきと同じ人だったのかしら？どっちにせよ、この尾道は地元の人からもこよなく愛されている町ってことですね。これはますます早く引っ越したい！

この日記を書くために、写真をいろいろ見返していますが、もうすでにまた行きたい気持ちになりますよ・・。



ハト「また来たんか。お前の顔はもう見飽きた」
ぷり「はあ・・・、すいません」